Laravel Mixというかwebpackのコンパイルが、productionで重い件メモ
前提として、CSSはデフォルトにプラスα程度でデフォルトで入ってるBootstrapが重いく らい、JavaScriptが、Bootstrap入ってるファイルが別々に2つあってこっちが割と重い。
初回で13秒程度、変更検知でのコンパイルが6秒ほど。
一応development
だと4秒未満、100ms未満。つまりproduction
の場合に動いてるあた
りが重いと。
いろいろ関係ありそうな部分をググったりソースコード読んで調べて試した結果、
processCssUrls
はほぼ関係なかった。mix.sourceMaps()
もおそらく。mix.extract()
もさっぱり。- UglifyJSはかなり重かった。が、これ外すのも……。
- UglifyJSで
unused
オプションを試したがこれも関係なかった。
UglifyJSをぜんぶなしにするのはアレなんで悩んでる。けど、外そうかな。
mix .options({ uglify: false }) // ...
なおそもそも開発環境でもdevelopment
にしてるのは、単純にコンパイル済みをリポジ
トリに突っ込む形にしてるから。これでdevelopment
でやってると、コミットの度に注
意しないとで面倒。
LaravelのViewのキャッシュの仕様
前の記事でBlade::setEchoFormat()
の挙動を確認していたときに、思うように反映されず、キャッシュかなあと思ったらキャッシュが原因だったということがあったので、Viewのキャッシュ周りの仕様を簡単に調べてみた。
結論から書くと、Viewのキャッシュは設定などによらず常に行われ、またキャッシュとテンプレートの最終更新日時のみ見て、キャッシュの方が古い場合のみ更新されるようだ。
なのでproductionじゃなくてもキャッシュされるし、Viewのコンパイル周りの設定が変わっても、テンプレート自体に更新がない場合はキャッシュが使われてしまう。
ついでに言うと、artisan cache:clear
ではクリアされない。
ちょっと扱いが面倒臭いな。
LaravelのBladeで{{ csrf_field() }}が通る理由
なにかの間違えで、{{ csrf_field() }}
と書いていたんだけどそれが通るということがあって、{{ ... }}
の仕様どうなってるのかなと思い確認した。
{{ ... }}
は紆余曲折を経て、<?php echo e(...) ?>
に変換されていた。e()
はPHPerなら予想がつくだろう通りhtmlspecialchars()
のラッパで、かつHtmlable
インターフェイスを実装したクラスのインスタンスはエスケープせずに通す、という仕様だった。まあ、よくあるやつだ。
なお調査ルートは以下の通り。
{{
,}}
は$BladeCompiler::contentTags
で定義されている。$BladeCompiler::contentTags
はCompilesEchos::compileRegularEchos()
で使用されている。compileRegularEchos()
で{{ ... }}
から<?php echo e(...) ?>
への変換が実装されている。- ただし1, 2の関係が多少ややこしくて、
$BladeCompiler::compilers
でBladeCompiler::parseToken()
経由でCompilesEchos::compileEchos()
が呼び出されて、そこからさらにcompileRegularEchos()
が、という流れになっている。
CompilesEchos
などはBladeCompiler
から5.4で分割されたようだが、もうちょっとリファクタリングして欲しい感じある。
あと、Htmlable
周りはドキュメントに書かれていないが、これを知らないことにより{{ ... }}
の使い方を間違えた場合に(多分)XSSしうるので、ドキュメントにちゃんと書いて欲しいなあ。{{ ... }}
は常にエスケープするわけではないあたりを。
エスケープしない可能性があるのはHtmlable
に関してだけではない。調査の中でBlade::setEchoFormat()
という危ないメソッドの存在も知った。これを適当に書き変えちゃうと、変換先がe(...)
に限らなくなってしまうので、最悪エスケープをなかったことにできたりもして危ない。まあ普通書き換えないだろうけど、もうちょっとなんとかならなかったのか。
また関連して{{{ ... }}}
というのを見つけた。元々はこれと、{!! ... !!}
だけだったのが、5から{{ ... }}
が追加されたようだ。setEchoFormat()
は見ないので安定しているかと思いきやe()
を使ってるのでHtmlable
は通すし、そもそもドキュメントからも消えているので多分使わない方がいい。
なお当初の疑問であった{{ csrf_field() }}
についてだが、とりあえずいろいろ考えると{!! csrf_field() !!}
などするのではなく{{ csrf_field() }}
にするのが妥当そうである。が、そもそも5.6以降は@csrf
, @method
なんてのができており、こちらを使うのがより妥当そうである。
ブギーポップ新アニメ2話まで見ての雑な感想
わざわざ書くまでもないかと思ってたけど原作好きだった人どころか原作読んだことある人の感想もろくにないので、雑に書く。
いろいろ思うところはあるけど、今更でもやってくれただけでもよかったかな。ジョジョみたいに、原作から十年二十年経ってフルサイズでやってもらえるような話でもないので、原作をちゃんとわかってる人が原作ベースで作ってくれただけで、もう。
心理描写思い切ってぜんぶ削ってやるのは、まあ妥当な妥協だと思うけど、にしてももうちょっと補足しないとやっぱり初見じゃなにもわからんよなあ、とは。だからって1クールぜんぶで1巻だけやるのもそれはそれで博打だし。
細かいところだと、画風がいまいち好みじゃないが、元の絵でやるのは無茶だし、話にまったく合ってないわけではないしという感じ。ブギーポップの声・喋り方は違和感あるけど、解釈的にはありだし、割とうまいっぽいしこっちもまあありかなと。
後はどこまでやってくれるか。ほぼ確実に1クール13話だとは思う。で、1巻分を3話でやる(んだよね?)みたいなので、4巻分? キャスト見ると「笑わない」の次はVSイマジネーターでまあ決まりっぽいと。
問題はそこからもう1巻分がどうなるか。
- 順当にパンドラをやる。問題はこの話(に限らないが)ブギーポップろくに出てこないこと。以外にも話の主軸とそれほど関わってこないこと。ラストにやる話としてはかなり微妙。好きだから見たくはあるけど。
- パンドラを飛ばして歪曲王をやる。一応最後の話にはしやすい話なので。とはいえパンドラすらなしでやると逆に終わるの早過ぎ感出そう。
- 夜明けのブギーポップをやる。さらに無茶。
- 残りぜんぶでVSイマジネーターをやる。多分ないが、もしこれ行くなら英断かも。個人的には期待したいのはこれ。
多少は見てくれる人がいて、万が一にも2期3期とやってくれて、エンブリオくらいまでやってくれたらもう言うことないんだけど。
つーかせっかくアニメにするなら、エンブリオだよね……。いちばん見たいのはペパーミントの魔術師だけど。
とりあえず今の時点でも、原作は1巻1話までしか読んでくれなかった奥さんが(混乱しながらも)楽しんでくれてるので、それだけでも個人的にはよかった。
PHP 7.3.0をCentOS 7でビルドする
phpenv経由でphp-buildで。すると、
configure: error: Please reinstall the libzip distribution
と言われるのでsudo yum install libzip
. だが入れても言ってくるので、libzip-devel
も入れてみる。すると今度は、
configure: error: system libzip must be upgraded to version >= 0.11
なぜ最初から言わない。CentOS 7のlibzipは0.10系なんで、入れられません。
というのもアレなんで調べると、--without-libzip
しておけば--enable-zip
でも大丈夫とのこと。
https://bugs.php.net/bug.php?id=76483#1529077184
UPGRADINGにも書いてあった。
しかしPHPは割とビルドでトラブりやすい気がする。ほかにこんなに頻繁にビルドしてるのそもそもないけど。
2018年後半に読んだ本
これ前半後半で分ける必要あった?
後半の方が多かったかな。行動経済学やそれに近い心理学系のや、まあなんかその辺が中心。
割とよい本多くてどれをおすすめするか難しいが、学習に関して「Learn Better」や、風邪に関して「かぜの科学」、睡眠に関して「よく眠るための科学が教える10の秘密」あたりは詳しくなければ一般教養として読んどいた方がいいような本。
とはいえいちばんのおすすめは「漫画の仕事」かも。「ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく」も捨てがたい。音楽関係の本は今年もいろいろ発掘していきたい。
あとなぜかメモってなかった「逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ」、これもかなり面白い本だった。おすすめ。
「活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること」読了。活断層に関する、かなり詳しく最新の情報が載っていた。「予測」方面に関しては、これ読んでも「地震予知はまだまだ厳しそう」という思いが強くなるだけだったが。 "活断層評価の中で最も不確実な情報は地震発生確率です。"
— まがい (@xxmagai) 2018年7月9日
「「たられば」の日本戦争史 もし真珠湾攻撃がなかったら」読了。日清戦争後のどの段階でもしこういう行動を取っていたら太平洋戦争を回避できていたかもしれない、みたいな話だが、もしもの話はおまけレベルでどういう経緯で太平洋戦争につながったかみたいな話の方が多かった。著者の主観も所々入っ
— まがい (@xxmagai) 2018年7月10日
「いのちを守る気象情報」読了。前書きになかなか情熱を感じたので読んでみたが、中身は情熱に見合ったものではなかったかな。気象予報士である著者が、災害時にどう行動すべきかについて書いた本なんだけど、カバーしてる範囲が広いせいもあってか一般的な情報に終始してる。詳しくない人にはいいかも
— まがい (@xxmagai) 2018年7月15日
「漫画の仕事」読了。マンガ家4人へのインタビュー集、ただしインタビュアーの発言は出さない方式。冬目景目当てだったが、作品をほぼ読んでないほかの3人の分も楽しめた。あきらかにインタビュアー=著者がまずよい。漫画読みにはおすすめ、自分で作ることもある人にはさらに。
— まがい (@xxmagai) 2018年7月30日
「本物の大富豪が教える 金持ちになるためのすべて」読了。タイトルだけ見ると俺が読むような本じゃないんだが、なにを思ったんだか読んで、なかなかよかった。金持ちになるための本という体裁の著者の自伝といった感じの本。考えさせられるところもなくはなかったが、それ以上に単純に楽しかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年8月4日
「「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか」読了。題名は割と正しく内容を表しているが、副題はそうでもない、悪い予感の話はメインではない。期待や思い込み、あるいはプラシーボについての話。想像することが現実に与える影響、みたいな。この言い方だとオカルトっぽいが。内容は割とよかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年8月10日
「成功は“ランダム”にやってくる!」読了。実社会など、競技などとは違ってルールが固定的でないところでは、成功は十分には予測できないから、それ前提で行動しよう、みたいな話。実社会は思っている以上に予測できないよ、みたいなところは考えさせられた。が、全体的には語られていることの根拠が薄
— まがい (@xxmagai) 2018年8月26日
「幸せな選択、不幸な選択」読了。行動経済学系の人による幸福の話。主な主張としては、快楽とやりがいのどちらも必要とか、経験を評価して幸福か判断するのではなく経験自体が幸福かどうかが重要とかそんな感じ。言いたいことはわかるが、全体的にちょっと散漫な感じで本としてはそこまで……だった。
— まがい (@xxmagai) 2018年9月6日
「残酷な成功法則」読了。アホなタイトルは監訳者の著作に倣ったようなので無視。自己啓発的なビジネス書で話題になりがちなテーマを、各種書籍・論文の引用によってどちらが正しいかを提示してる、みたいな本。この手の本としてはよくまとまってる一方、出典が章ごとにしかまとまってないのがネック。
— まがい (@xxmagai) 2018年9月14日
「あなたの生産性を上げる8つのアイディア」読了。新聞記者である著者による、生産性向上に関する広範な調査をまとめた本。この間読んだ残酷すぎる成功法則に近い系統の本だが、ずっとよかった。事例の選び方が原因か。あるいは構成か。一つよくないのが出典に関する部分で、本書中の註はすべてネット
— まがい (@xxmagai) 2018年9月19日
「エンジニアがフリーランスで年収1000万円になるための稼ぎ方」読了。元々いろいろな意味で期待はしてなかった。ほかのフリーランスプログラマの働き方・考え方を知りたいというだけで読んだ。のだけど、その低い期待のさらに下を行かれた……。とにかく了見が狭すぎる。反面教師的な意味では得るもの
— まがい (@xxmagai) 2018年9月24日
「集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方」読了。著者がJINSの人で、集中力を測定する眼鏡型デバイスJINS MEMEで得られたデータを元にどうこう、って話のはずなんだけどその辺はおまけ程度で、よくあるいろいろな手法を雑に持って来ただけの本。JINS MEME関係の部分は多少は面白いが、全体的には。
— まがい (@xxmagai) 2018年9月24日
「シュメル――人類最古の文明」読了。ZABADAK聞いてたらふと昔シュメール文明の本買って積んでたなあと思い出して読んだ。あまり包括的な内容ではなく、テーマごとに語られていく構成だけど最初に大まかな概要あったりして、メソポタミア関係さっぱりな自分でも読めた。普通におすすめ。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月1日
「明日の幸せを科学する」読了。こんなタイトルだが「幸せ」に関する本とはちょっと言えない、なんともつかみどころのない本だった。前に読んだ「幸せな選択、不幸な選択」とはまったく扱っているテーマが別。なんというか、幸せに限らず、こう感じるだろうという予測が、あてにならないという話。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月5日
「Who Gets What マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学」読了。仕事の需要と供給がうまくマッチングしねえなあと思いつつ読んだのだがいい本だった。著者は安定マッチングを実社会で運用してノーベル賞取った人だが、本自体は難しいところはなく誰でも読める感じ。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月11日
「Learn Better」読了。学び方に関する本。本としての面白みには欠けていたが、興味深いことがいろいろ書かれていた。大半は知っていることだったが、環境やモチベーションまで含めて包括的に語られていたのはよかった。所々拡大解釈してないかなー、という個所もあったが、大体は納得できたかな。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月21日
「超予測力」読了。アレっぽいタイトルだが直訳。いい内容だったし、なかなかいい本だった。大規模な実験で、一部の人間はほかの人間より明確によい予測ができることがわかったことと、その要因についての話。本の中では主に近い将来の予測について書かれていたが、それ以外の予測にも応用できそう。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月28日
「ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく」読了。バーナード・サムナーの自伝。俺はNew Orderはほどほどで、Joy Divisionやイアンが好きなのでそっち目当てだったが、それだけ以上に楽しめた。Joy DivisionなりNew Orderなりが好きなら読んどけ。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月28日
「クローリングハック」読了。目次を見た感じ同じテーマのほかの本よりマシそうと思ったが、じっさいはいまいちだった。広く浅くで、浅過ぎるパターン。浅いとはいえ初心者向けというほで親切な感じでもないし、多分この本をすすめられる読者層はいない。せめて半端なサンプルコードをすべてなくして、
— まがい (@xxmagai) 2018年11月4日
「超一流になるのは才能か努力か?」読了。カバーにでっかくPEAKって書いてあるがこれはタイトルではない模様。著者自身による研究などから、傑出した能力を得るには適切な(著者は限界的練習と呼ぶ)練習を長時間行うことが必要だという話。著者が二人でもう片方はライターのせいか、文章がなかなかよい
— まがい (@xxmagai) 2018年11月12日
「経済政策で人は死ぬか?」読了。不況だからって緊縮財政やるとたくさん人が不健康になって死んで、その上経済はさらに悪化するよという話。それをやめて適切なところに金かければ不況ってだけで人はそんなに死なないよという話でもある。学者が自身の研究を元に書いたものだが十分に読みやすい。
— まがい (@xxmagai) 2018年11月24日
「人体六〇〇万年史」読了。ヒトの体がどう進化してきたかと、その進化と現在の社会のミスマッチによってヒトの体の健康がどうこう、みたいな話。前半は面白かったが、後半ちょっとかったるい。もっと短くてよかった。原注に関連する様々な興味深い本への参照があるのはよかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月2日
「たたかう植物 ――仁義なき生存戦略」読了。植物とほかの生物との争い方、という視点で様々な植物の興味深い特性を紹介してくれる軽い読み物。内容は軽いとは言ってもなかなかしっかりしてるし、非常に読みやすく書かれてるのはよい。後書きのあれは蛇足っちゃ蛇足だが俺は割と好きかな。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月7日
「帳簿の世界史」読了。会計、特に帳簿の重要性という視点で歴史を見ていく話。もっと帳簿の話を中心にしてもよかったが、そうなると書けなくなる章も出てきたのかな。読み物としては面白いが、やや結論ありきの書き方な気がする。付録に日本における帳簿の歴史が短いながらも用意されていたり、解説で
— まがい (@xxmagai) 2018年12月9日
「かぜの科学」読了。普通感冒に関する最新の(とはいえ原著刊行は2010年)科学的な話。風邪に関してわかってることとわかってないことが大体載ってる感じ。読みやすいしいい本だった。副作用のせいで市販されるまで行かなかったが、ある程度有効な薬が作られていたなどまったく知らなかった話もあった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月12日
「脳科学は人格を変えられるか?」読了。楽観的な人と悲観的な人のものの見方の違い、またそれが寿命や幸福にどう影響するか、さらにそれは変えられるか、みたいな話を、割と脳科学的な視点で語っている本。テーマが近い本は何冊か読んだが、脳科学の視点中心なのは初めてで得るものがいろいろあった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月15日
「よく眠るための科学が教える10の秘密」読了。睡眠とその周辺の話。内容自体は割とふつうだが、なかなか読みやすいし、話の内容が広範囲なのはよかった。タイトルはちょっとだけ詐欺で、「よく眠るため」以外の話の占める割合もけっこう大きい。夢に関する話あたりは知らないことだらけだった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月29日
2018年前半に読んだ本
去年は割とノンフィクションの本を読めた。60冊弱くらい。その9割くらい、Twitterで雑な感想書いてあったのでまとめる。
前半は割と軽いものを読んでいた。コーヒーにはまったのでそれ関係が多かった。
この中で一冊挙げるなら、「マネージャーの最も大切な仕事」かな。最高なのでマネージャーじゃなくても読むべき。「シリコンバレー式 よい休息」も今でも読み返すいい本。
「アイヌと縄文 ――もうひとつの日本の歴史」読了。思った以上にアイヌ寄りの話だった。著者がアイヌ研究者だと後で知った。縄文時代にすでに現在の日本の範囲ほぼすべてに縄文人が広がっていたというところでびっくり。アイヌのイメージもだいぶ変わった。
— まがい (@xxmagai) 2018年1月3日
「自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体」読了。自閉症スペクトラムに関するわかりやすく全般的な解説。全般的だが網羅的かというとちょっと感じで、割とエッセイっぽい感じもする内容。まあ新書だし。自閉症スペクトラムに限らない気づきもいろいろあった。
— まがい (@xxmagai) 2018年1月15日
「地震前兆現象を科学する」読了。いわゆる地震予知に関する現時点での概要を把握できた。著者ら自身の研究に関する話題では多少身贔屓な感じもなくはなかったが、概ね嘘は書かれてなさそう。
— まがい (@xxmagai) 2018年1月16日
「吉田松陰 異端のリーダー」読了。割とニュートラルな視点からの吉田松陰の話。中盤ちょっと退屈だったが全体的にはまあ面白かった。個人的な好みとしてはもうちょっと証拠ベースで書かれてるのが読みたかったが。
— まがい (@xxmagai) 2018年1月21日
「江戸将軍が見た地球」読了。いわゆる鎖国してた江戸時代に、15代の将軍たちが海外とどう関わってたかみたいな話。一部将軍への認識に怪しいところがあったりもしたが、流れを掴むという意味ではまあ楽しめたが、人にすすめるレベルの本ではないかな。
— まがい (@xxmagai) 2018年2月18日
「戦前昭和の社会 1926-1945」読了。戦前~戦中の日本を、戦争自体からは離れたところから語っている本。前書きはアホっぽいけど本文はそういうのも薄れて、まあ普通に戦前の日本社会の姿が描かれていた。読んだ結果として元より薄かった戦前日本への印象が変わったかな。本としてのまとまりはそれなり
— まがい (@xxmagai) 2018年3月8日
「マネージャーの最も大切な仕事 95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力」読了。邦題がゴミだが、内容は最高だった。必読。マネジメントの話でないとまでは言えないが基本的には生産性の話なので、すべての生産性が必要な人は読むべき。
— まがい (@xxmagai) 2018年3月24日
「コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか」読了。最近コーヒーはまってるので読んでみたが、予想通りいい本だった。科学的にコーヒーを見ていく感じの話。参考になるところばかりだったが特に気になったのは、産地銘柄より焙煎度の方が味に影響はあるという話あたりか。
— まがい (@xxmagai) 2018年4月3日
「邪馬台国をとらえなおす」読了。考古学ベースで邪馬台国を見ていく感じの本。ほぼなにもわかっていないことがわかった。鏡と土器と墓について延々と語られていくが、データばかり多く本としてはあまり面白くはない。数字を出すのはいいけど、その数字がなにを意味するのかも並記してくれないと。
— まがい (@xxmagai) 2018年4月5日
「死刑執行人サンソン」読了。SBRの帯のアレ。なかなか面白い歴史読み物だった。フランス革命周りあまり知らなかったけど、これだけ読むと革命ってあれだね、ただのクーデターだね、みたいな感想。
— まがい (@xxmagai) 2018年4月14日
「もう一つの「バルス」 ―宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代―」読了。ラピュタの裏話的なところは楽しく読めるが、関係者が割と若くして亡くなっているという話あたりはちょっとつらい。垣間見えるアニメ業界のブラックさも読む人によってはつらそう。まあ全体的には軽い読み物。
— まがい (@xxmagai) 2018年4月18日
「珈琲の世界史」読了。この間読んだ「コーヒーの科学…」と同じ作者。馴染の薄く、かつコーヒーとの関係性もちょっと薄い2章がちょっと退屈だった以外は面白く読めた。とりあえずこの2冊でしばらくコーヒーの本はいいかなという感じ。
— まがい (@xxmagai) 2018年4月22日
「コーヒー おいしさの方程式」読了。「珈琲の世界史」を読んだ後コーヒー関係の本はしばらくいいかな、と言ってたけどまだ同じ著者の本があって、しかもKindleでセールしてたのでつい買って読んでしまった。とはいえこれは旦部幸博の本というより田口護の本だった。
— まがい (@xxmagai) 2018年5月17日
「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」読了。民法を大ざっぱに概観できる本。だいぶわかりやすかったと思う。民法に限らず法律はさっぱりだったけど、とりあえずこれ読むと民法というのがいったいなんなのか、民法ではどういうことが規定されているのか、あたりのイメージはつかめた気がする。
— まがい (@xxmagai) 2018年5月19日
「ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか」読了。所々この解釈は恣意的では? みたいな個所はあったものの、総合的にはいい本だったかな。先延ばしに限らず、どうすればやれるか、みたいな話。先延ばしを軸に幅広くかつまとまってる本なので、この辺に興味がある人は読んどくといいんじゃないかな。
— まがい (@xxmagai) 2018年5月21日
「ハーバードの自分を知る技術」読了。自己啓発系のやつ。なんで買ったんだっけなこれ。内容的にはだいぶ実践寄り。まあ自分の能力を見直すきっかけにはなった。注釈の約半分が同じ一つの本なのは笑う。あとハーバードやめろ。
— まがい (@xxmagai) 2018年5月28日
「やり抜く人の9つの習慣」読了。こっちは副題にコロンビア大学とかついてる……。目標達成に関する短くまとまった本。言い切りがちだが、ある程度エビデンスベースかな。とにかく物事をやりきれない性質なので読んだが、既知の内容が半分以上、でもif-then planningの話なんかは知らなかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年5月28日
「戸川純全歌詞解説集 疾風怒濤ときどき晴れ」読了。こういう本にあれこれ言うのは野暮だと思うので一言だけ、最高だった。
— まがい (@xxmagai) 2018年6月13日
「シリコンバレー式 よい休息」読了。原題は "Rest". 休息の話ではなく、休息による生産性向上の話。ちょこちょこ飛躍してるなあという感じはあったがまあある程度はエビデンスベースっぽい。ただそれ以上に偉人の経験則の紹介みたいのが多いのはちょっとうんざり。
— まがい (@xxmagai) 2018年6月13日
「nginx実践入門」読了。Nginx周りで公式リファレンスだけだといまいちわからない点があって買ってみたんだけど、その辺以外も満足。ちゃんと流れ追っての説明なのでわかりやすいし、説明の詳細さも過不足ない感じじゃないかな。これで足りなかったらオライリーのも買うつもりだったけど、一先ず不要そ
— まがい (@xxmagai) 2018年6月21日
「ヒトラーとナチ・ドイツ」読了。かなり網羅的で、最低限詳しいヒトラーとナチスに関する話。ヒトラーがどう行動して、その結果権力を得ていったかの流れがわかる。たまに根拠が不明な著者の意見も出てくるが、全体的には、詳しくない人が概要をつかむための本としていい感じじゃないかと。
— まがい (@xxmagai) 2018年6月29日