2020年読んだ本
去年はほんと本が読めなかった。まあ、忙しかったとは思う。技術書が読了したのがまさかの0で、技術書以外のフィクション以外が30冊弱、小説ちょっとは読んだ気してたがこれも30冊弱。漫画は500冊弱で、これは大きく変わってないか。
技術書は部分的に読んだのはいろいろあって、よかったのはオライリーのDocker, アンダースタンディングコンピューテーション、これはコード書きつつ楽しんでたが忙しくなって止まった、ペアプログラミングとかエクストリームプログラミングとか、関数型リアクティブプログラミングとかドメイン駆動設計入門とか、あとエンタープライズアプリケーションアーキテクチャにも再チャレンジしてたか。リファクタリングも読み直してた。そんな感じで、手だけはいろいろ出してる。
今年もあまりしっかり本読めそうな感じじゃないけど、去年よりは読みたいところ。
「新視点 関ヶ原合戦」読了。関ヶ原の戦いやその前後(ほぼ前)のあれこれを、一次資料を中心に調べてみて通説との違いについて語る、的な話。そこまで通説側詳しかったわけじゃないけど、創作とかで知っていた話がじっさいは思ったのとだいぶ違いそう、となるのはなかなか楽しい。思ったよりは軽い本だ
— まがい (@xxmagai) 2020年1月5日
「決定力! 正解を導く4つのプロセス」読了。かなりいい本だった。よい意思決定プロセスのための本。行動経済学その他の知見をベースに語られていて、事例も適量入ってて、本としての読みやすさもあって、注にはコメントつきで出典あるし、参考図書の紹介もあるし、単純に本としてレベル高い。
— まがい (@xxmagai) 2020年1月12日
「「幸せをお金で買う」5つの授業」読了。どういうお金の使い方をすれば幸せに感じやすいか、みたいな話。よく言う物より経験を買うとか、人のために使うとか。研究ベースではあるっぽいもののちゃんとした出典ないのはいまいち。本として読みやすいのはまあよかった。
— まがい (@xxmagai) 2020年2月21日
「エボラvs人類 終わりなき戦い」読了。感染症関係のいい本ないかなーと探してたらUnlimitedであったのでとりあえず読んだ。本としての出来はまあ普通だし、内容も軽めだが知らないこともそれなりにあったし、最終章のシミュレーション周りは今の状況なんか見るとかなりリアルで面白かった。
— まがい (@xxmagai) 2020年3月4日
「第一次世界大戦(木村靖二)」読了。4年半くらい前に読んだのの再読。多分大戦中のインフルエンザの流行に関してなにか書いてなかったかなとか思って読み始めた? その辺はほぼ書いてなかった。短くまとまっていて入門によさそうな本。
— まがい (@xxmagai) 2020年3月29日
「インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る」読了。2009年のいわゆる豚インフルエンザのパンデミックの最中に書かれた本。書いたのは公衆衛生系の人じゃなくてインフルエンザウイルスの研究者の人で、ウイルスそのものに関する情報が詳しく面白かった。ウイルス関係よい本あればもう一冊く
— まがい (@xxmagai) 2020年4月17日
「イスラーム思想を読みとく」読了。イスラム教の思想の話というよりはスンナ派の勢力図とそれを理解するためのイスラム教の概要、みたいな話だった。「著者の考える日本人の考えるイスラム教」視点は蛇足だったが基本的には面白かった。
— まがい (@xxmagai) 2020年5月12日
「RANGE」読了。スペシャリストよりジェネラリスト、的な話だがそれだけの単純な話ではなかった。集中しすぎることの弊害、広く見ることのメリットに関していろいろな方向から探っている。とにかく個々のエピソードにかなりよいものが多くて、読んでて楽しい本だった。
— まがい (@xxmagai) 2020年5月22日
「百姓たちの江戸時代」読了。題名通りの話。淡々とした書き方で本としてはそれほどだが、内容はまあ面白かった。少なくともある程度裕福な層は貨幣経済が根付いていたとか、土地の所有がコモンズっぽい感じらしいとかその辺が興味深かった。
— まがい (@xxmagai) 2020年7月3日
「サイコパスの真実」読了。著者の「入門 犯罪心理学」を前読んで非常によかったので読んだ。そっちほどではなかったが、元々サイコパスとか興味あるものだしまあ面白くはあった。ちゃんとカウンセリングもせずサイコパスと判断することに対して警告しておきながら自身でやっちゃってる感じなのは。
— まがい (@xxmagai) 2020年7月4日
「方丈記(ちくま学芸文庫)」読了。対訳と評がついてるやつ。対訳と評についてはまあ特に問題ないかな。評者はやや鴨長明への思い入れ強い感じだが。内容的にはなにより方丈の庵の機能美に萌える。なんで読み始めたんだか忘れたが、鴨長明の気持ちがちょうどマッチして楽しく読めた。
— まがい (@xxmagai) 2020年7月26日
「宇宙から恐怖がやってくる! 地球滅亡9つのシナリオ」読了。非常に楽しいサイエンス・ノンフィクションだった。隕石、太陽コロナ、ガンマ線バーストくらいまでは割と現実的な恐怖だったけど、その後どんどん宇宙的な規模の話になっていく。語り口がかなりうまく、宇宙の終わりとかあきらかに退屈にし
— まがい (@xxmagai) 2020年8月12日
「この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた」読了。面白かった。人類が大量に死ぬなどして現代文明が維持できなくなった後どうやってやり直すかという話で、複雑な現代文明の基礎がどういう構造なのかみたいな話が延々と続く。読みながら最近の異世界ものみたいなところあるなとか、この設定ベー
— まがい (@xxmagai) 2020年9月3日
「はじめての日本古代史」読了。著者自身があとがきで書いてたけど、教科書的に暗記だけしてると面白みのない日本ん古代史も、こうして流れで読むとなかなか楽しい。
— まがい (@xxmagai) 2020年9月10日
「古代史の基礎知識」読了。この間読んだ「はじめての日本古代史」と合わせて日本の古代史の骨格がなんとなくつかめてきた。今後はもうちょっとテーマ絞った本も読んでいきたい。なおはじめての~と比べてこちらの方が流れより個々のテーマ重視だった。特にどちらがよいということはなかったかな。
— まがい (@xxmagai) 2020年10月5日
「荒木飛呂彦の漫画術」読了。内容のよさもさることながら、読みやすさ・わかりやすさがすごかった。冒頭の重要性、人物の重要性あたりはよく言われているが、「常にプラス」みたいな話はあまり聞いたことがないので興味深かった。とはいえ状況をとにかく過酷にしていくという基本と相反するものでもな
— まがい (@xxmagai) 2020年10月25日
「ベストセラー小説の書き方」読了。これはしばらくぶりの再読。前読んだときは思わなかったが、割と当時(40年くらい前)のアメリカの出版会限定の話とか、クーンツ先生の偏った思想による話も多い。とはいえこれほど端的で実践的な小説の書き方はなかなかなかったし、ちゃんと取捨選択できる人にはおす
— まがい (@xxmagai) 2020年10月25日
「中学生にもわかる化学史」読了。題名通り平易な化学史の本。この辺詳しくないので面白かった。ただ文章が、どうもいまいちで、別に際立っておかしいというわけでもないんだけど全体的にもうちょっとちゃんと書いてよという感じはあった。内容はまあ普通に面白いんだが。
— まがい (@xxmagai) 2020年12月4日
「元素周期表で世界はすべて読み解ける」読了。この間化学史の話読んで面白かったので今度は原子の話を。周期表が原子の性質の類似性などを表現していること、そもそもそれはなぜか、みたいな内容だが語り口もなかなかうまく、楽しめた。
— まがい (@xxmagai) 2020年12月27日