YAPC::Kansai 2017に行ってきたのでトークの感想など
YAPC::Kansai 2017に行ってきました。去年のPHPカンファレンス大阪に続いて、カンファレンス2回目。今回は初懇親会も。
とりあえず駅までのバス、停留所逆側で待ってて、一本逃がして開場前に余裕で着く予定がぎりぎりに。
さらに、新大阪で下りてからだいぶ迷う。なぜか大阪駅だと思い込んでいたのだった。大阪駅ならまあ駅から出るくらいはなんとかなるだろうと、せっかく公式ブログで会場への行き方とか丁寧に説明されているのに読んでいなかった。そもそも大阪駅から出られるってのも怪しいんだが……。
まあでもなんとかオープニング中に入り込めたのでよかった。朝イチでかなり見たいトークがあってな。
10:20 ~ 10:40 メールフォームからメールを送る近代的な方法 | YAPC::Kansai 2017 OSAKA
最近HTTP APIでメール送る系にちょっと興味があったので。思ったより「近代的」な方の比重は小さかった。まあ時間の問題もあったみたいだが。
SMTPやsendmailの割と基本的な話から入った。基本的とはいっても自分はそんなに詳しいわけじゃないので、あれこれ新しい知見も。
HTTP APIでの送信の方では、APIと同時にSMTPのインターフェイスもあったりするというのがまったく知らなくて、興味深かった。
ある程度規模の大きなメール送信するならHTTP API試したいなあという気持ちが強まった。今のところsendmail経由で問題になるような規模でやることないんだが……。
あとバウンスメール処理のモジュールがあるようでこれがちょっと気になってる。
これだね。 Sisimai | bounceHammerの後継となるバウンスメール解析ライブラリ | Sisimai: Mail Analyzing Interface
10:50 ~ 11:10 オープンデータを利用したWebアプリ開発
トークはちょっと方向性が不明瞭だったが、オープンデータには興味が湧いた。国勢調査ベースのデータなんかが公開されてるらしくて、それけっこう使えるんじゃね? と。
PostGISとGoogle Maps APIであれこれするのも楽しそう。
オープンデータあまり流行ってる感じじゃないので、今後流行るといいなあ。
11:20 ~ 11:40 高速化の初歩
基礎的な話。そこまで効果的ではないあたりから始めて、けっきょくいいアルゴリズムが大事だったり~みたいな流れ。ちゃんと無駄な高速化への戒めもあってよくまとまっていた。
11:40 ~ 12:00 Vue.jsで作るSPAから学ぶMVVM、非同期処理、その光と影
個人的に今回いちばん楽しかった話。事前にはそんなに期待してなかったんだけど。Vue.jsあまり関係なく、SPAもそこまで関係なく、MVVMとかPDSに関してのとてもわかりやすい話だった。
MVVMとかはかなり気になるネタだったので、ちょっとわかった気になれてよかった。わかった気になるだけじゃなくてちゃんとわからないとな……。
この辺いい本ないのかねー。
ベストトークに応募したのはこれ。
12:10 ~ 12:50 レガシーな Perl システムに DDD (ドメイン駆動設計)を取り入れる
これも事前から期待していた話。DDDまでは行かず、割と基本的なオブジェクト指向の話という感じだった。
「Serviceは状態を持つべきか否か」のあたりが興味深かった。状態を持つというか、staticメソッドだけのクラスじゃなくてコンストラクタでオブジェクト突っ込んでも、イミュータブルであれば別にいいと思う。
ただこの場合、Service側自体が不変でも、突っ込んだオブジェクトの方が可変になったりでややこしい気もする。
この辺はCQRSとかでなんとかするべきところなのかなあ。難しい。
13:40 ~ 14:00 コミュニティを開発していた元RubyエンジニアがPerlでゲーム開発を始めて感じたこと
この時間帯、B会場でやるトークも面白そうで迷ったんだけど、続く2トークがC会場だしとこっちに決め。楽しい話だった。
今時なかなかほかの言語からPerlに移ってくるような人っていない感じだし、こういう話はなかなか貴重。
14:00 ~ 14:20 Perl to Go
Perlで書かれた割とローレベルなことをやっているモジュールをGoに移植した話とかそんな感じ。
PerlはforkやりやすいがGoではそうではないらしいとか、PerlでハッシュでやっているものはGoでそのまま対応するデータ型でやるんじゃなくて、structにしてしまった方がいいとかそんな感じだったかな。
内容はもちろん、話し方も勢いがあって楽しかった。
14:20 ~ 14:40 なぜからはじめる開発
これも割と聞きたかった話なんだけど、時間配分甘かったのかいまいち頭に残らなかった。
あとこの辺から座りっぱなしのせいでつかれてきた。去年のPHPカンファレンスのときはこんなことなかったはずなんだが。YAPCの方がちょっとトークの密度高いかな?
16:00 ~ 16:20 Perl ウェブ開発の中世 〜CGI と Plack の間〜
今回いちばん期待していたトーク。スライドも高品質で楽しい話が進んでいくが、残念ながら時間のせいで後半早送り気味。
後で懇親会をお聞きしたところ、話の中心をどこにするかで迷っていたとのことだったので、元々スライドの枚数も多めだったのかも。
でもこれは40分で聞きたかった。
17:10 ~ 17:40 Lightning Talks
この辺もうだいぶつかれてきていて(座ってただけなのにな)、記憶も曖昧。ただ最初と最後の人の勢いがすごかったり、全体的に話しのうまさではトークの方より平均値上なんじゃねーのとか思ったのは覚えてる。
17:45 ~ 18:50 Keynote
割とだらだらといろいろなお話をされていた。尺長いしね。未踏の話とか、バイナリの話とか、Shibuya.pmの話とか。
19:30 ~ 懇親会
カンファレンスは二回目だが、懇親会は初めて。お店までちょっと迷ったが、今度は遅刻はせずに済んだ。
知り合いとかいるわけじゃないのでどんなもんかなーと思ってたが、一応何人かの方とお話できてとても楽しかった。
それほど広くない店の中に100人近いんじゃないかってくらい詰まってたが、これくらいの密度だったからこそ話せたのかも。
電車の時間の関係で途中で抜けなきゃならなかったのは残念だったけどなかなか楽しかった。
今後
今回LT応募したけど不採択だったのが心残りなので、その辺もっと頑張っていきたいなあとか。
そのためにはとにかく、話のネタになるようなことやってかなきゃだよね。