2018年後半に読んだ本
これ前半後半で分ける必要あった?
後半の方が多かったかな。行動経済学やそれに近い心理学系のや、まあなんかその辺が中心。
割とよい本多くてどれをおすすめするか難しいが、学習に関して「Learn Better」や、風邪に関して「かぜの科学」、睡眠に関して「よく眠るための科学が教える10の秘密」あたりは詳しくなければ一般教養として読んどいた方がいいような本。
とはいえいちばんのおすすめは「漫画の仕事」かも。「ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく」も捨てがたい。音楽関係の本は今年もいろいろ発掘していきたい。
あとなぜかメモってなかった「逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ」、これもかなり面白い本だった。おすすめ。
「活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること」読了。活断層に関する、かなり詳しく最新の情報が載っていた。「予測」方面に関しては、これ読んでも「地震予知はまだまだ厳しそう」という思いが強くなるだけだったが。 "活断層評価の中で最も不確実な情報は地震発生確率です。"
— まがい (@xxmagai) 2018年7月9日
「「たられば」の日本戦争史 もし真珠湾攻撃がなかったら」読了。日清戦争後のどの段階でもしこういう行動を取っていたら太平洋戦争を回避できていたかもしれない、みたいな話だが、もしもの話はおまけレベルでどういう経緯で太平洋戦争につながったかみたいな話の方が多かった。著者の主観も所々入っ
— まがい (@xxmagai) 2018年7月10日
「いのちを守る気象情報」読了。前書きになかなか情熱を感じたので読んでみたが、中身は情熱に見合ったものではなかったかな。気象予報士である著者が、災害時にどう行動すべきかについて書いた本なんだけど、カバーしてる範囲が広いせいもあってか一般的な情報に終始してる。詳しくない人にはいいかも
— まがい (@xxmagai) 2018年7月15日
「漫画の仕事」読了。マンガ家4人へのインタビュー集、ただしインタビュアーの発言は出さない方式。冬目景目当てだったが、作品をほぼ読んでないほかの3人の分も楽しめた。あきらかにインタビュアー=著者がまずよい。漫画読みにはおすすめ、自分で作ることもある人にはさらに。
— まがい (@xxmagai) 2018年7月30日
「本物の大富豪が教える 金持ちになるためのすべて」読了。タイトルだけ見ると俺が読むような本じゃないんだが、なにを思ったんだか読んで、なかなかよかった。金持ちになるための本という体裁の著者の自伝といった感じの本。考えさせられるところもなくはなかったが、それ以上に単純に楽しかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年8月4日
「「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか」読了。題名は割と正しく内容を表しているが、副題はそうでもない、悪い予感の話はメインではない。期待や思い込み、あるいはプラシーボについての話。想像することが現実に与える影響、みたいな。この言い方だとオカルトっぽいが。内容は割とよかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年8月10日
「成功は“ランダム”にやってくる!」読了。実社会など、競技などとは違ってルールが固定的でないところでは、成功は十分には予測できないから、それ前提で行動しよう、みたいな話。実社会は思っている以上に予測できないよ、みたいなところは考えさせられた。が、全体的には語られていることの根拠が薄
— まがい (@xxmagai) 2018年8月26日
「幸せな選択、不幸な選択」読了。行動経済学系の人による幸福の話。主な主張としては、快楽とやりがいのどちらも必要とか、経験を評価して幸福か判断するのではなく経験自体が幸福かどうかが重要とかそんな感じ。言いたいことはわかるが、全体的にちょっと散漫な感じで本としてはそこまで……だった。
— まがい (@xxmagai) 2018年9月6日
「残酷な成功法則」読了。アホなタイトルは監訳者の著作に倣ったようなので無視。自己啓発的なビジネス書で話題になりがちなテーマを、各種書籍・論文の引用によってどちらが正しいかを提示してる、みたいな本。この手の本としてはよくまとまってる一方、出典が章ごとにしかまとまってないのがネック。
— まがい (@xxmagai) 2018年9月14日
「あなたの生産性を上げる8つのアイディア」読了。新聞記者である著者による、生産性向上に関する広範な調査をまとめた本。この間読んだ残酷すぎる成功法則に近い系統の本だが、ずっとよかった。事例の選び方が原因か。あるいは構成か。一つよくないのが出典に関する部分で、本書中の註はすべてネット
— まがい (@xxmagai) 2018年9月19日
「エンジニアがフリーランスで年収1000万円になるための稼ぎ方」読了。元々いろいろな意味で期待はしてなかった。ほかのフリーランスプログラマの働き方・考え方を知りたいというだけで読んだ。のだけど、その低い期待のさらに下を行かれた……。とにかく了見が狭すぎる。反面教師的な意味では得るもの
— まがい (@xxmagai) 2018年9月24日
「集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方」読了。著者がJINSの人で、集中力を測定する眼鏡型デバイスJINS MEMEで得られたデータを元にどうこう、って話のはずなんだけどその辺はおまけ程度で、よくあるいろいろな手法を雑に持って来ただけの本。JINS MEME関係の部分は多少は面白いが、全体的には。
— まがい (@xxmagai) 2018年9月24日
「シュメル――人類最古の文明」読了。ZABADAK聞いてたらふと昔シュメール文明の本買って積んでたなあと思い出して読んだ。あまり包括的な内容ではなく、テーマごとに語られていく構成だけど最初に大まかな概要あったりして、メソポタミア関係さっぱりな自分でも読めた。普通におすすめ。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月1日
「明日の幸せを科学する」読了。こんなタイトルだが「幸せ」に関する本とはちょっと言えない、なんともつかみどころのない本だった。前に読んだ「幸せな選択、不幸な選択」とはまったく扱っているテーマが別。なんというか、幸せに限らず、こう感じるだろうという予測が、あてにならないという話。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月5日
「Who Gets What マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学」読了。仕事の需要と供給がうまくマッチングしねえなあと思いつつ読んだのだがいい本だった。著者は安定マッチングを実社会で運用してノーベル賞取った人だが、本自体は難しいところはなく誰でも読める感じ。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月11日
「Learn Better」読了。学び方に関する本。本としての面白みには欠けていたが、興味深いことがいろいろ書かれていた。大半は知っていることだったが、環境やモチベーションまで含めて包括的に語られていたのはよかった。所々拡大解釈してないかなー、という個所もあったが、大体は納得できたかな。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月21日
「超予測力」読了。アレっぽいタイトルだが直訳。いい内容だったし、なかなかいい本だった。大規模な実験で、一部の人間はほかの人間より明確によい予測ができることがわかったことと、その要因についての話。本の中では主に近い将来の予測について書かれていたが、それ以外の予測にも応用できそう。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月28日
「ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョン、そしてぼく」読了。バーナード・サムナーの自伝。俺はNew Orderはほどほどで、Joy Divisionやイアンが好きなのでそっち目当てだったが、それだけ以上に楽しめた。Joy DivisionなりNew Orderなりが好きなら読んどけ。
— まがい (@xxmagai) 2018年10月28日
「クローリングハック」読了。目次を見た感じ同じテーマのほかの本よりマシそうと思ったが、じっさいはいまいちだった。広く浅くで、浅過ぎるパターン。浅いとはいえ初心者向けというほで親切な感じでもないし、多分この本をすすめられる読者層はいない。せめて半端なサンプルコードをすべてなくして、
— まがい (@xxmagai) 2018年11月4日
「超一流になるのは才能か努力か?」読了。カバーにでっかくPEAKって書いてあるがこれはタイトルではない模様。著者自身による研究などから、傑出した能力を得るには適切な(著者は限界的練習と呼ぶ)練習を長時間行うことが必要だという話。著者が二人でもう片方はライターのせいか、文章がなかなかよい
— まがい (@xxmagai) 2018年11月12日
「経済政策で人は死ぬか?」読了。不況だからって緊縮財政やるとたくさん人が不健康になって死んで、その上経済はさらに悪化するよという話。それをやめて適切なところに金かければ不況ってだけで人はそんなに死なないよという話でもある。学者が自身の研究を元に書いたものだが十分に読みやすい。
— まがい (@xxmagai) 2018年11月24日
「人体六〇〇万年史」読了。ヒトの体がどう進化してきたかと、その進化と現在の社会のミスマッチによってヒトの体の健康がどうこう、みたいな話。前半は面白かったが、後半ちょっとかったるい。もっと短くてよかった。原注に関連する様々な興味深い本への参照があるのはよかった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月2日
「たたかう植物 ――仁義なき生存戦略」読了。植物とほかの生物との争い方、という視点で様々な植物の興味深い特性を紹介してくれる軽い読み物。内容は軽いとは言ってもなかなかしっかりしてるし、非常に読みやすく書かれてるのはよい。後書きのあれは蛇足っちゃ蛇足だが俺は割と好きかな。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月7日
「帳簿の世界史」読了。会計、特に帳簿の重要性という視点で歴史を見ていく話。もっと帳簿の話を中心にしてもよかったが、そうなると書けなくなる章も出てきたのかな。読み物としては面白いが、やや結論ありきの書き方な気がする。付録に日本における帳簿の歴史が短いながらも用意されていたり、解説で
— まがい (@xxmagai) 2018年12月9日
「かぜの科学」読了。普通感冒に関する最新の(とはいえ原著刊行は2010年)科学的な話。風邪に関してわかってることとわかってないことが大体載ってる感じ。読みやすいしいい本だった。副作用のせいで市販されるまで行かなかったが、ある程度有効な薬が作られていたなどまったく知らなかった話もあった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月12日
「脳科学は人格を変えられるか?」読了。楽観的な人と悲観的な人のものの見方の違い、またそれが寿命や幸福にどう影響するか、さらにそれは変えられるか、みたいな話を、割と脳科学的な視点で語っている本。テーマが近い本は何冊か読んだが、脳科学の視点中心なのは初めてで得るものがいろいろあった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月15日
「よく眠るための科学が教える10の秘密」読了。睡眠とその周辺の話。内容自体は割とふつうだが、なかなか読みやすいし、話の内容が広範囲なのはよかった。タイトルはちょっとだけ詐欺で、「よく眠るため」以外の話の占める割合もけっこう大きい。夢に関する話あたりは知らないことだらけだった。
— まがい (@xxmagai) 2018年12月29日