2019年読んだ本
2019年は割と技術書が読めた。といっても9冊。技術書以外のフィクション以外の本が40冊。フィクションが、小説(ラノベ)80冊ちょいに漫画500冊ちょい。技術書と小説は割と読めたけどほかが減ってた感じっぽい。
今年はそこまで「当たり」って本が少なかったような気がする。今読んだ本眺めて、人におすすめしたいの何冊あるかな。
「交雑する人類」、「病の皇帝「がん」に挑む」、「睡眠こそ最強の解決策である」、「1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法 実現可能な保証所得が社会を変える」あたりはまあ誰にでも文句なしでおすすめかな。
個人的な趣味に合ったのは「血と汗とピクセル」、「ラディカルズ」、「天才たちの日課」、「若い読者のための経済学史」。
技術書では再読だけど何度読んでもいい「ソフトウェア見積り」、読んでもそこまで面白くないけど学ぶべき「テスト駆動開発入門」あたりか。
それなりにいい本読んでるじゃん。
漫画では新規にブルーピリオド読み始めてはまってる。
「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術」読了。表向き発達障害の著者による発達障害の人向けのライフハック本、なのだが、そこから透けて見える著者の考え方などに共感が持てた。逆に(多分)発達障害ではない俺には物がすぐなくなるみたいな話はいまいち共感できなかったがまあ当然か。
— まがい (@xxmagai) 2019年1月2日
「交雑する人類」読了。DNA調査による人類の系統の研究の話。非常に面白かった。リアルタイムで研究手法が進化していってる業界っぽいので気になるなら早めに読むのがおすすめ。研究手法自体の説明もざっくりとだがされていて興味深かったが、その辺含め全体的に難しい部分もあった。結局雑に読んだが
— まがい (@xxmagai) 2019年1月6日
「成功するには ポジティブ思考を捨てなさい」読了。なお邦題は誤訳で、原題を直訳すると「ポジティブ思考再考」みたいな感じ。ポジティブ思考はそれだけではうまく行かず、じゃあどうするかという話。科学的な研究が元となっているようだが、著者の語り方もあってどうしてもうさん臭さが抜けないが、
— まがい (@xxmagai) 2019年1月16日
「1日で読めてわかるTCP/IPのエッセンス」読了。ネットワークさっぱりすぎてやばいとなったので読んだ。本として取り立ててどうこうということはないが、題名通り頑張れば1日でも読めそう(俺は読めなかった)な分量でTCP/IPの基本的なことが説明されていた。とりあえず今までの経験とも合わせて、ネット
— まがい (@xxmagai) 2019年3月3日
「一万年の進化爆発」読了。人類はまだまだ進化してますよー、人類が画一的だなんて嘘ですよー、的な話。この前読んだ交雑する人類が純粋な遺伝学視点に近かったのに対して、こちらはもうちょっと話を歴史とかに絡めてくる系。所々根拠が怪しいところもあったが、内容的にはまあ面白かった。
— まがい (@xxmagai) 2019年3月5日
「病の皇帝「がん」に挑む」読了。がんの歴史の話。といっても、がんが表舞台に出てきたのが割と最近なこともあって、ここ100年ほどの話の比重が高い。歴史の流れに沿ってがんについて詳細に説明している内容自体もかなりよいのだが、それ以上に読み物としての出来がすごい。長い本だがかなりおすすめ
— まがい (@xxmagai) 2019年3月26日
「睡眠こそ最強の解決策である」読了。原題は"Why We Sleep". ちょっと感情的なところはあるが、読みやすいしおすすめできそうな科学的な睡眠の本。たまにでも眠ることがある人はみんな読んだ方がいい。知ってることも多かったが、特に年齢によって眠りがだいぶ変わってくるあたりの話などは知らない部
— まがい (@xxmagai) 2019年4月21日
「1万円起業」読了。Unlimitedに入ってたので読んだ。まあ見た目よりは胡散臭くない。なんというかスモールビジネスの本か。起業に興味があるわけではなく、というかすでにある意味起業してるし、仕事のやり方のなにか参考にならないかなと読んだがその目的はまあ達せられたかな。
— まがい (@xxmagai) 2019年4月27日
「平清盛の闘い」読了。カタめの歴史の本。文章が比較的固いし語り口も無味乾燥。だが俺はなんだかんだ楽しめた。内容的には面白いかな。清盛というか平安時代あたりはさっぱりなのもあると思うが。やはり京都の話がメインだが神戸のネタも所々出てくるのもよかったかも。
— まがい (@xxmagai) 2019年5月8日
「源義経の合戦と戦略」読了。清盛に続いて義経。前書きあたりこそ一般読者を意識して、どう事実を組み立てるかの説明まであってめずらしいなーと思ったものの途中からはそういう易しさも薄れていってた。内容自体は興味深い。分量少なめなせいもあってか、特に後半、もう少し突っ込んで欲しい所も多か
— まがい (@xxmagai) 2019年5月21日
「小さく賭けろ!」読了。リーンとかアジャイルとかそういう系の話。ちょっと薄味。右脳左脳はネタでもやめろ。読みやすいが、この本でなきゃ駄目というところがいまいちなかったような。参考文献・出典に著者のコメントついてるのは非常によい。そこも含めると、こういう系の本が初めての人には割とお
— まがい (@xxmagai) 2019年5月24日
「戸川純エッセー集 ピーポー&メー」読了。だいぶ前から読んでたんだがなかなか重くて進まなかった。多くの人には全歌詞解説集の方がおすすめかな。おすすめなんか知るか、出てるものぜんぶ読むんだ、な人には十分楽しめるかと。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月7日
「やってのける」読了。目標達成の話。今まで読んできたこの手の本の中では比較的網羅的だったが、出典がないので人におすすめするほどではないかな。書かれてる内容は実践的で、悪くはないが、本としての面白さはいまいち。あとメモってて気付いたけどこの人の別の本すでに読んでた。そっちよりは?
— まがい (@xxmagai) 2019年6月8日
「日本の食はどう変わってきたか」読了。期待していた各時代ごとに具体的にどういうものが食べられていたのか的な話とはちょっと違っていたが、これはこれで面白かった。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月9日
「NHK 100分de名著 宮本武蔵 五輪書」読了。仕事がいろいろ大変だった時期に「まんがで読破」の五輪書を読んで感じるところがあり、その流れで読んだ。とりあえずこの本に関しては、コンパクトによくまとまっていていい感じ。もう一冊くらいは読むつもり。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月9日
「Clean Coder」読了。プログラマ心得的な本はいろいろあるが、ここまで「実務」方面に徹してる本は初めて読んだかも。ビジネス側も見つつ、プログラミング側も相当しっかりしてる。さすが。構成は割と雑だが各章は短く読みやすい。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月10日
「貧血大国・日本」読了。奥さんの不調の一部が貧血なんじゃないかなーと思ったので読んだ。予想以上に包括的に貧血に関する知識がまとめられていてよかった。基本的にいい本だが、ダ・ヴィンチやシェイクスピアがベジタリアンみたいな怪しい記述があったのだけちょっと気になった。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月17日
「レベルアップPHP」読了。元となった同人誌版の時点で気のなってたので読んでみたが、まあ同人誌かなー、という品質。内容的には気になる話が多かった(からこそ買った)のだが、書ききれてないかな。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月19日
「人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー」読了。軽い読み物。インタビュー自体よりインタビュアー=著者の行動の方が興味深い面多かったかも。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月20日
「闇経済の怪物たち グレービジネスでボロ儲けする人々」読了。激裏情報まだあるのな。グレーと言いつつ完全に違法な話が多めだったような気がするがまあ。軽い読み物。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月23日
「がんばりすぎるあなたへ 完璧主義を健全な習慣に変える方法」読了。完璧主義の話ではあるんだがそれだけに囚われず完璧主義的な性質のためにうまく行かない人がうまく行くためのいろいろが書かれていた。たとえばやりとげる系の話とか。読んできた同系統の本の中では視野が広めか。
— まがい (@xxmagai) 2019年6月26日
「雑草はなぜそこに生えているのか」読了。読みやすくわかりやすい雑草の話。新書なのでそこまで突っ込んではないが、個人的には雑草にそこまで興味があるわけでもないので十分だった。語られる雑草の生存戦略が人生訓めいているのはどうも意図的なようだ。俺は好き。
— まがい (@xxmagai) 2019年7月8日
「血と汗とピクセル」読了。大規模な(いくつかは小規模な)洋ゲー開発の話。なかなか面白かった。全体的にはそこそこのページ数ながら、10章それぞれ別のゲームを扱ってるせいで一つ一つのゲームに関してはほどほどのボリュームで、読みやすくはあるが所々物足りなさも。
— まがい (@xxmagai) 2019年7月22日
「ラディカルズ」読了。楽しかった。現行の社会規範とはちょっとずれた思考を持ちそれに従った行動をしている人たちの話。相変わらず著者の距離感がよい。邦訳されてるのがもう一冊あるみたいなので、それも読むつもり。
— まがい (@xxmagai) 2019年7月26日
「米軍が恐れた「卑怯な日本軍」 帝国陸軍戦法マニュアルのすべて」読了。主題は煽り、副題もずれてる。実際の内容は米軍の対日戦用・日本軍の対米戦その他用マニュアルの内容から、第二次世界大戦その他の現場の感じを見ていく話。所々著者の感想もあれどそれも概ね冷静だし、内容はよい。引用長め。
— まがい (@xxmagai) 2019年8月10日
「スターティングGo言語」読了。仕事でGo書くかもしれないことになってちょっと勉強してて、その一環で読んだ。一通り網羅されてはいるがそこまで細かくないか。もうちょっと型周り詳しい情報欲しかった。付録部分そんなにいらなかったのでその分で。悪くないが、「プログラミング言語Go」でよかった?
— まがい (@xxmagai) 2019年8月14日
「脳を最適化する」読了。認知機能の維持方法などについての最新の研究ベースのガイド。章ごとに端的な説明と、関連する科学者へのインタビューが並ぶ形式。インタビューも割と淡々としていて本としての面白さはいまいちも内容は非常に興味深い。認知症になりたくない的な視点以外からでも読める。
— まがい (@xxmagai) 2019年8月19日
「1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法 実現可能な保証所得が社会を変える」読了。邦題は間違ってはいないんだが酷い。副題もちょっと違う。中身はなかなか面白かった。Facebookの創業メンバーによる所得格差を現実的に可能なベーシックインカム(の簡易版)でなんとかしようという話。根拠もあり
— まがい (@xxmagai) 2019年8月27日
「隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働」読了。まずネタバレすると、AIには勝たない。というか特にAIと競争する話ではない。経済と労働の話でそれなりに根拠ベースだが、思ったよりかなり詩的。語り口はよいし内容にも興味深い点がいろいろあって面白かった。おすすめ。と
— まがい (@xxmagai) 2019年8月31日
「Amazon Web Services 定番業務システム12パターン設計ガイド」読了。AWSがほんとにさっぱりなので、とりあえず感じだけでも掴みたいと読んだ。AWSの各サービスをどう組み合わせてなにをする、みたいなのが具体的かつ完結に概要だけ紹介され続ける本で、俺の目的には非常に合っていてよかった。後はと
— まがい (@xxmagai) 2019年9月2日
「「時間の使い方」を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時」読了。なんとなく副題のような話中心の本かと思っていたがもうちょっと話題の広い本だった。その分それはほかで読んで知ってる、的な部分も多かったが、特に7章ら辺はよかったし、まあ悪くない。
— まがい (@xxmagai) 2019年9月3日
「プログラマが知るべき97のこと」読了。再読。一回目読んだときと比べてだいぶ技術的にもその他のことも経験積んでから読んだせいか、いろいろ違った視点で読めてよかった。この手のオムニバスな話、ほんと得られるもの多いので続編とか出ないものかな。
— まがい (@xxmagai) 2019年9月8日
「JavaScript関数型プログラミング」読了。JavaScriptで関数型プログラミング学んでいくような本。よくあるように比較対象となるオブジェクト指向のコードが糞コードだが、まあ全体的にはよかったかな。関数型プログラミングはいまだにわからんが関数の合成・カリー化・あとモナドについてなんとなくは
— まがい (@xxmagai) 2019年9月10日
「「研究室」に行ってみた。」読了。科学者とその研究に関する軽い読み物。軽いけど中身はしっかりしてて楽しめた。ネタ的に興味がなかったはずの元素合成の話が意外といちばん面白かった。ここの連載の書籍化。本に載ってない分がたくさんあるので、また今度読もう。 https://t.co/2dqzlhyzys
— まがい (@xxmagai) 2019年10月1日
「天才たちの日課」読了。100人以上の芸術家・学者たちが毎日どういうスケジュールで働いていたかを、ショートショートレベルの短い文章で延々と書いた本。そういう人々の習慣や、働き方に興味があるならきっと楽しめる。読みやすいので割と一気に読んでしまったが、1日1人分みたいな読み方してもよか
— まがい (@xxmagai) 2019年10月15日
「若い読者のための経済学史」読了。なかなか楽しかった。40のそれぞれは短い章で、アダム・スミス以前からピケティまで経済学の歴史がまとめられている。経済学に興味はあって、部分部分はまったく知らないわけでもないけど全体的にはさっぱり、という俺にはちょうどいい本だった。
— まがい (@xxmagai) 2019年10月21日
「敵とのコラボレーション」読了。交渉術系であるように敵に勝つ、というのではなく、敵を敵のまま協力して行動するには、みたいな話。内容が基本的に非常に興味深い一方、最終的にじゃあどうするか的な部分が弱かったり。エピソードも微妙に薄かったり。もう一歩深みが欲しかったか。
— まがい (@xxmagai) 2019年10月24日
「ソフトウェア見積り」読了。通しで読んだのは4年半振り2度目。とにかくなんらかの見積りをしなきゃならない人はとりあえず読んどけー、な本。再読してみて、判断せず数える、ってことが十分できていなかったと気付いたので今後そこをなんとかしていくつもり。
— まがい (@xxmagai) 2019年11月5日
「テスト駆動開発入門」読了。旧版の方ね。よく考えたら通して読んでなかったので読んだ。Part1は3, 4回はコード書きつつ読んだんだが。内容がいいのは言うまでもないが、文章は端的過ぎてけっこうつらい。じっさいにコード書きつつ読むとやっと理解できるような感じ。
— まがい (@xxmagai) 2019年11月8日
「選ばれるプロフェッショナル」読了。思った以上にちゃんとした根拠のない話だった。まあヒントになるような部分はあったが。
— まがい (@xxmagai) 2019年11月13日
「SOFT SKILLS」読了。よい内容だったが、よい本ではなかったかな。章ごとの質がばらけがちで、その上で内容が広範で興味が湧くか湧かないか、すでに十分に知っているかそうでないか、あたりとの組み合わせで本当に楽しい個所から、読むのがつらい個所までいろいろあった。せめてもうちょっと質が安定
— まがい (@xxmagai) 2019年12月1日